診断書
診断書とは
当院は、患者様が必要とされる診断書も発行しています。
診断書とは、患者様の健康状態等が記載された書類で、発行にあたっては当院を受診し、医師の診断を受け、その際に発行を希望する旨を伝えてください。
内容としては、罹患している病気あるいはけがの詳細をはじめ、療養期間、治療方針のほか、仕事や学業にあたっての制限事項などが書かれているものが多いです。
診断書は、休職の申請や福祉制度の利用、自立支援医療制度を受けるといった場合などに必要となります。
診断書が発行されるのは、以下のような事例のときとなります。
仕事を欠勤、あるいは休職する場合
病気やけがによって長期間休職をしなければならない、もしくは産休や育休を取得するケースでは、会社より診断書の提出を求められることがあります(就業規則等に提出が義務付けられている場合)。
学校を長期間欠席や休学する場合
提出を学校より求められることがあります。
保険請求時
医療保険などによる請求を行う場合に必要となります。
診断書発行・提出の流れ
- 当院を受診し、診断書の発行を依頼
診断書を発行する際は、まず医療機関で医師による診察を受けなくてはなりません。
あらかじめ受診にあたって、受付において診断書の発行を希望する旨を伝えておくと便利です。
※受診時は、医師にも診断書の作成を希望することを伝えてください。その際は、診断書の用途(職場や学校に提出、保険会社に送付 等)、患者様ご自身に現れている症状を可能な限り的確にお話しください。
診断書の発行については、数日程度お時間をいただくこともあります。
なお、診断書の作成にあたっては、継続的な通院がないと記載が難しい項目もあります。 - 診断書を受け取る
診断書の受け取り時は、内容を確認してください。
書類には、病名、症状の詳細、療養期間などが記載されていますが、ご自身のお名前等も含め、正しく記入されているかを確認し、間違いがあれば、速やかに受付等にお申し出ください。
料金については、直接お問い合わせください。 - 診断書を提出 診断書を必要とされる機関(会社・学校、保険会社)へ提出します。
休職
休職について
当院は、休職についてのご相談も行っています。お気軽にお問い合わせください。
そもそも休職とは、病気やけが、精神的な健康問題(うつ病、過労等によるストレス 等)、あるいは上記以外の理由(産前産後の休暇、介護 など)があって、労働者がしばらくの間、お仕事を休むという制度になります。
傷病手当金について
多くの場合、長期の休職期間の間というのは、雇用関係は維持されてはいるものの無給となります。
この間にも何らかの経済的負担は発生するので生活が心配という方も少なくありません。
そのような場合、労働者は傷病手当金の手続きを行うことで、その手当金を受け取ることができます。
なお傷病手当金とは、健康保険に加入されている労働者を対象としたものです。
これは、病気あるいはけが等によって休職を余儀なくされた際、無給となっている休職中の期間に応じて支給される給付金になります。
休職の手続き・流れ
休職の申請にあたっては、会社の就業規則に則るなどして手続きをしていきます。一般的には以下のような流れになります。
- 会社へ相談する
休職を申し出るにあたっては、まずは上司、あるいは人事担当者に相談します。
その理由や必要とされる期間などを話し合います。
手続きは、会社側の指示に従うなどして進めていきます。 - 診断書を提出
病気やけが、精神的な健康問題によって休職する場合は、診断書を求められることがあります。
この場合、医師が記載した診断書が必要となります。 - 申請書の提出で休職が受理
会社によって異なりますが、休職に関する申請書の提出が必要となることもあります。
この申請が受理されると、休職が正式に認められることになります。
休職中の通院について
なお休職している労働者は、定期的に医師による診察を受けなくてはなりません。
その理由のひとつとしては、適度に患者様と医師が顔を合わせることで、職場復帰が適切とされるタイミングなどが判断しやすくなるということがあります。
またこころの病気による休職であれば、回復までに長い期間を要することが大半です。
ただ焦ることなく、患者様と医師で常に話し合いながら治療のペースや方針を決めていきます。
復職について
体調が回復していけば、医師と復帰に向けた話が進んでいきます。
復職後は、再発予防の対策として、いきなり元通りとなるのではなく、徐々に業務に戻るということが勧められます。
また、こころの病気で復職した患者様につきましては、復帰後のサポートも行っておりますので、遠慮なくご受診ください。